3月7~9日の2泊3日でポルトガルの首都リスボンを訪ねました。ヨーロッパ大陸の西の端に位置するこの国まで、ロンドンから飛行機で約2時間30分。冬場に太陽がどこかに雲隠れする土地に住むイギリス人に人気の避寒地と聞いていましたが、大いに納得です。さんさんと輝く太陽、澄み渡る青空、そして3月初旬だというのに日中は20℃を超える暖かさ。このロンドンとの違いは一体何なんだと。陽の光を浴びて町歩きをするだけで、気分が高揚するのでした。
リスボンは大西洋に流れ込むテージョ川の河口に位置する港湾都市ですが、川のすぐ近くまで丘が迫っており、市街地の大部分がその丘の上に発達しています。別名、「7つの丘の町」だとか。この丘の上からの眺めが実に素晴らしかったです。斜面に貼り付くように赤屋根に白やパステルカラーの壁の家が立ち並び、所々教会の丸屋根や椰子の木が顔を出しています。どこを切り抜いても絵になる、そんな町並みでした。
シーザーの時代、ローマ人によって建てられたというサン・ジョルジェ城が建つ丘もあります。これは、丁度町の中心部を挟んで反対側の丘から撮ったもの。とてもフォトジェニックでした。
さて、丘があるのだから必然的に坂道も多くなります。そのために利用されているのが、リスボン名物にもなっているこのケーブルカーと市電。細い石畳の道をゆっくりと走り、レトロな彩りを町に添えています。日本でも昭和中期まではこのような風景がそこかしこで見られたのでしょうか。
リスボン、どこか郷愁を漂わせる、太陽と丘が印象的な町でした。
どれもすぐにポストカードにできそうな
素敵な写真ですねー。
丘の鳥瞰図というか、
すごい迫力だなあー。
温かい日だまりが伝わってきます。
投稿情報: hitsuji | 2009-03-13 00:40
「7月24日通りのクリスマス」という日本映画の中で、主人公が長崎の街を、訪れたことのない憧れの街リスボンに似ている、と妄想しながら歩くシーンが多々登場します。でも、写真を見る限り、似ているのは、坂と市電と港町というところだけのようですね。リスボンの町並みには長崎にはない時間軸と空間軸の無限の広がりがある感じがします。現在の長崎は残念ながら商業ビルだらけです。日本は大好きだけれど、他国に比べて昔からの町並みや文化と共存する意識に欠けているのかもしれませんね。
投稿情報: Maru | 2009-03-13 09:33
なにこの旅行雑誌みたいな写真は・・
カメラマンに転職したらいいのにー
投稿情報: mami | 2009-03-13 12:36
>hitsujiさん
ありがとうございます。
リスボンは本当にとても絵になる町でした。
かなり気に入りました。
投稿情報: Shibuya | 2009-03-13 16:50
>Maruさん
そうそう、丁度町歩きをしながら長崎を思い出しました。
市電と坂、似ているなあって。
ご指摘のとおり、現代的に変わってしまった長崎と違って、ポルトガルはかなり昔の形を留めることに努めていました。
景観を保つために(恐らく)屋根だって赤色に統一されているし。
日本は利便性重視だから、なかなか古いものは残さないですよね。
もちろんそれはそれで大切ではあるのですが。
投稿情報: Shibuya | 2009-03-13 17:10
>mami
カメラマン・・・。
食べていけるのでしょうか。
投稿情報: Shibuya | 2009-03-13 17:10
4枚目の写真のケーブルカーは、車内の椅子が木製?。
日本は観光向けの電車しか古いのを残さないから、味がありますね。
投稿情報: なめ | 2009-03-14 00:05
>なめ君
そう、木製だよ。
すごい渋くて、それが今も変わらず日常に使われているのが凄いよね。
投稿情報: Shibuya | 2009-03-14 05:02
ポルトガル行って来たんですね~。
太陽の光を浴びてルンルン、ワクワクしますね~♪
画像からも太陽の光を感じます。
二時間半で行けるなら。
いいですよねー♪
投稿情報: japako | 2009-03-15 11:01
>japakoさん
そう、ヨーロッパ内はどこも近いから色々と楽しめます。
それにしても暖かくて過ごしやすかった!
投稿情報: Shibuya | 2009-03-19 09:04